村尾、魔王、そして森伊蔵
今日は職場の人間の結婚式でした。
職種は違いますが、新郎新婦共に同じ職場なので、仕事場の人間ばかりの結婚式となっていました。
お昼前の披露宴でしたので、11時頃に式場に着くと、ちょうど家族の集合写真を撮っているところでした。
しばらくして写真撮影が終わり、撮影場から両家の家族が出てきましたが、新郎の父親が僕を見るなり駆け寄ってきて、ひと言。
「”どぶいた”さん、今日は乾杯の音頭をお願いしますね。それと、良い焼酎を用意しているので、元を取って帰って下さい。」
新郎の父親とは20年以上前からの知り合いでしたが、まさか息子が僕の職場に就職しようとはねぇ…
良い焼酎の言葉に期待しつつも、とりあえず披露宴会場に入り、席に着きます。
壁際を見ると、ドリンクコーナーがあり、そこの右端に1升便が並んでいました。
よくよく見るとそれは”村尾”、”魔王”、そして”森伊蔵”の3本です。
でも、さすがに写真は撮れないなぁ…
ワクワクしながらも、披露宴が始まり、新郎新婦の上司のスピーチも終わり、僕の乾杯の音頭の順番が来ました。
前日に文面を作って、大筋は覚えていましたが、幻の焼酎群をみて、そんなものはどこかに飛んで行ってしまっていました。
でも、何とかマイクの前であがらず、つまらずにしゃべれ、「かんぱ~い」でお役ご免です。
自分のシャンパングラスをテーブルに置いて、席にも座らず、そのままドリンクコーナーに直行です。
係の方に封の空いていない”森伊蔵”を指さして、「これを生地のままで!!」。
そしてロックグラスに半分まで注がれた”森伊蔵”を手に自分のテーブルに戻ってさっそく一口。
うーん、芋焼酎独特の香りと味わいが口いっぱいに広がり、至福の時です。
もう新郎新婦はどこへやらです。
それからは料理をつつきながら、”魔王”→”村尾”→”森伊蔵”→”魔王”→”村尾”と2順し、3順目の”森伊蔵”でどの一升瓶も空になってしまいました。
普通、結婚式ではビールが多くて苦手なのですが、今日はとても良い想いをさせてもらい、印象深い結婚式となりました。
まぁ、新郎新婦の衣装や友人たちのスピーチなどはほとんど見ても聞いてもいないのも事実ですけどね…
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