計画停電
今日は、僕の職場の”計画停電”がありました。
これは東北大震災の時の発電所の発電量減少に伴う電力不足によって行われた”輪番停電”とは異なり、施設の電気設備の整備状況のチェックや自家発電の電力供給能力の測定などの目的で行われるものです。
この”計画停電”は、できれば毎年実施して、自社の電気設備の点検を行わなければならないのですが、僕の職場が新築ということもあり、ここ何年か行われていませんでした。
その為か、”計画停電”を開始して全館停電となった時には、想定内ではあるけど対応していなかった事柄や、全くの想定外の事も数多くあり、事前の準備不足があからさまになったという結果でした。
中でも一番大きな問題となったのは情報システムについてです。
以前…2年ほど前の自然災害による”停電”に見舞われた時に、サーバや一部のクライアントは稼働していたもののネットワーク自体が動かないという現象がありました。
調査の結果、ハブの一部に非常用の電力が供給されていないことが判り、トップの指示でハブに対する電力供給工事が実施されました。
…というか、されたという報告を受け、下層ハブでのテストも行いました。
今回、実際には一部のハブには予定通り非常電力が供給されていたのですが、サーバルーム側のメインとなるハブへの電力供給がなされなかったため、結果的にはネットワークが使用できないことが判りました。
幸運にも”計画停電”の段階で、それが発覚したので大事には至りませんでしたが、もし何か起これば只では済みません。
事前準備の悪さで、停電に対するスムーズな対応ができなかったことでのマイナス面もありますが、不具合が見つかったことで改善が行えるプラス面もあります。
何にしても、いろいろな場面で、注意深く細かいチェックをすることはとても重要なことだと改めて考えさせられた1日でした。
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