2011年9月28日 (水)

ゼロから始めるポスター発表(25) タイトルの印刷(5)A4版用紙 その1

これまでロール紙でのタイトルの印刷の説明をしてきましたが、ロール紙そのものやロール紙用のプリンタが用意できない場合には他の方法でタイトルを印刷する必要があります。

そのため、今度はA4版用紙を使ってのタイトル印刷について説明します。

まずタイトルの元データは、ロール紙の時と同じモノを使用します。

ロール紙での印刷の時には、プリンタをEPSON製のPM-3700Cで説明しましたが、今回のA4版用紙への印刷はCANON製のiP4800を使用して説明します。

A4版用紙へのタイトルの印刷にはプリンタのポスター印刷の機能を応用します。

まず、プリンタ名から「Canon iP4800 series」を選択します。
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次に[プロパティ]をクリックし、”基本設定”を選び、[用紙の種類]を「写真用紙 光沢」[印字品質]は「きれい」を選択します。
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続いて、”ページ設定”を選び、[用紙サイズ]を「A4」[印刷の向き]を「横」[ページレイアウト]で「ポスター」に設定します。

次に”詳細設定”で[画像の分割]を「9分割(3×3)」にし、[印刷範囲]を「ページ指定」て゜「1-3」にします。

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これでA4版用紙へのタイトル印刷のプリンタ側の準備は完了です。

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2011年9月 1日 (木)

ゼロから始めるポスター発表(24) タイトルの印刷(4)ロール紙 その3

前回、幅21cm×長さ80cmのマット・ロール紙に印刷した時の結果を載せ忘れていましたので、ここで載せておきます。
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黒枠が印刷用紙で赤枠がタイトルの大きさになります。

このうち赤枠は印字されませんので、物差しで測ってカッターナイフなどで切り離す必要があります。

ただ実際にポスターを貼る時に、タイトルにポスター本体を1cm重ねて貼ればタイトルの幅は20cmになるので、左右の余分な部分だけを切り取るだけでも良いでしょう。

20110901c_2 前回はマット・ロール紙を使用しましたが、やはり光沢のある用紙が良い場合は、エプソンのA3ノビ版写真用紙・ロール紙を使います。

この用紙も最初に80cmほど切り取って、前回同様、先端の反りを真っ直ぐに伸ばすようにしてください。

プリンタの設定は前回と途中までは同じですが、「ユーザー定義サイズ」は用紙幅を「3920」(0.01センチ) にします。
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これで幅32.9cm×長さ80cmの用紙に印刷すると下図のようになります。
20110901d
ただ、これでは4辺全てを切り離す必要がありますので、前回と設定と同じく、「ユーザー定義サイズ」を用紙幅「2100」(0.01センチ)、用紙長さ「8000」(0.01センチ)にすると、印刷結果は下図のようになり、切り離しが3辺で済みます。
20110901e
この他、少し手間はかかりますが、最初からA3ノビ・写真用紙ロール紙を20cm幅に切ってから印刷すれば、後が楽ですね。
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つなぎ目の無いタイトルを作る場合、A4版マット・ロール紙を使って手間を省くか、少し手間を掛けても光沢のあるA3ノビ版写真用紙・ロール紙にするかは、ご自分で判断してください。

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2011年8月30日 (火)

ゼロから始めるポスター発表(23) タイトルの印刷(3)ロール紙 その2

20110830z 用意のできた印刷用紙をプリンタにセットします。

ここで気を付けることは、切り取ったロール紙の先端の反りを真っ直ぐにすることです。

ここを真っ直ぐにしておかないと、プリンタに用紙をセットする時にとても苦労します。

用紙のセット方法は、それぞれのプリンタの取扱説明書を読んで下さい。

20110830a_3 用紙をセットした後は、印刷です。

まず、PowerPoint(2003)のメニューから「印刷」を選びます。











続いてプリンタで「EPSON PM-3700C」を選択します。
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プリンタのプロパティから用紙種類を選びます。今回は、「フォトマット紙」を選択します。
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続いて用紙設定で、給紙方法を「ロール紙」、ページサイズを「ユーザ定義サイズ」とします。
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最後に用紙幅を「2100」(0.01センチ)、用紙長さを「8000」(0.01センチ)にします。
20110830e
印刷内容が心配な時には「印刷プレビュー」にチェックを入れて実行してください。

これで、マット・ロール紙のタイトルの印刷が完成です。

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2011年8月29日 (月)

ゼロから始めるポスター発表(22) タイトルの印刷(2)ロール紙 その1

前回の「タイトルの印刷(1)印刷用紙編」では、以前の内容とやや重複する部分がありましたので、戸惑われたかと思いますが、ご容赦下さい。

発表の云々と言いながら、自分でも情報が整理できていないですね。

さて、気を取り直して、実際のタイトルの印刷です。

タイトルは幅の想定が70cmですから、A3版の用紙でも1枚では印刷できませんし、できれば連続した用紙の方が良いです。

ということで、単票ではなく連続のロール紙を利用した印刷を紹介します。

利用するプリンタはロール紙対応の機種で、手近にあるEPSON製のPM-3700Cでの説明です。

また、使用する用紙はエプソンのA4版ロール紙で、これを利用するのは幅が21cmなので20mmのタイトルの幅に最適だからです。

20110830 エプソンのA4版ロール紙には以前はマット紙と写真光沢の用紙がありましたが、現在は写真光沢ロール紙は製造中止となりマット・ロール紙しか市販されていません。

エプソン純正でなければ普通紙のA4版ロール紙もありますが、発色などを考えて、今回はエプソンのA4版のマット・ロール紙を前提に話を進めます。

タイトルの作成(3)でPowerPointを利用して幅20cm長さ70cmのタイトルを作成しました。

用意する用紙はそれよりも+10cm長めに切っておきます。

ということで、A4版マット・ロール紙を80cmほど切ります。

これで幅21cm×長さ80cmの印刷用の用紙ができました。

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2011年8月27日 (土)

ゼロから始めるポスター発表(21) タイトルの印刷(1)印刷用紙

タイトルの作成が終われば、次はその印刷です。

ここで用意しなければならないものは、印刷用紙とプリンタです。

印刷用紙にしてもプリンタにしてもいろいろな種類がありますね。

20110827 ここでは、プリンタは一般的なインクジェットプリンタを想定して話を進めます。

ですから、印刷用紙もインクジェットプリンタ用のものが前提です。

さて、印刷用紙には、印字品質よって、普通紙・マット紙・光沢紙・写真用紙などがあります。

ポスターを作成する場合、色合いや見栄えによっても相手(聴衆)に与える印象が変わってきます。

これはタイトルであってもポスター本体であっても同じ事です。

そのため、印刷用の用紙としては発色が良く滲みなども無いマット紙か光沢紙を使用した方が良いと思います。

その上の品質の写真用紙もありますが、写真を多用したり、その写真の色の再現性が重要な意味を持つものでなければ、光沢紙で十分でしょう。

以前、同じポスターを光沢紙と写真用紙とで作成したことがありますが、光沢感を除けば、光沢紙でも遜色はありませんでした。

それから用紙選びで大事なのはその厚さです。

実際にポスターを貼付する時に、押しピンなどでパネルに留めることになります。

その際、あまり厚みのない用紙ですと、端が捲れたり、皺がよったりすることがあります。

そのため、できれば使う用紙はある程度の厚みがある方が良いでしょう。

ということで、僕は厚さ220μm(0.22mm)厚のインクジェット用光沢紙を使っています。

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2011年8月16日 (火)

ゼロから始めるポスター発表(20) タイトルの作成(3)

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ポスターの本体を作成する場合に、ある程度、色合いを統一した方が良いでしょう。

その色合いを”タイトル”でも利用してみます。

また、フォントも目を引くものにした方が良いと思いますし、文字も大きめにした方が良いですね。

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最初の作成例(作例1)から、全体のフォントをHGP明朝Eにし、文字色を青に近い藍色し、演題名の大きさを104ポイントにしました。(作例2)

また、演者所属の前にシンボルマークを入れています。

”タイトル”全体の印象がかなり違ってきていますね。

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作例2の文字色を暗めの橙色に変えたものです。(作例3)

これも作例2とはまた違った印象になります。

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今度は、作例2・作例3のフォントや文字の大きさはそのままで、文字色を黒にして、用紙に背景を入れたものです。(作例4)

これも作例2・作例3よりもある意味目立ちますね。

ただ、作例4の場合”タイトル”だけが目立ちすぎて、ポスターの本体から浮いてしまわないように「背景」の選択には注意して下さい。

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2011年8月15日 (月)

ゼロから始めるポスター発表(19) タイトルの作成(2)

前回のページ設定の結果は下の図のようになります。(PowerPoint 2003の場合)
20110816a_2
ここに演題名と演者名、そして演者所属を入力します。

今回は、便宜上、
演題名を「宗像教授伝奇考”白い翼 鉄の星”に於ける多々良村の位置特定について」
演者名を「どぶいた」
演者所属を「宗像伝奇教授・業績研究所」
として、PowerPoint2003を基本に話を進めます。

用紙を作成したら、まず必要な項目を全て入力して、大まかに全体のバランスを取ってみます。

まず、上図の[クリックしてタイトルを入力]をクリックして演題名を入力し、[クリックしてサブタイトルを入力]をクリックして演者名と演者所属を入力します。

演者名は共同演者も全て記載し、共同演者の所属も記載します。

また、筆頭演者には名前の前に”○”を付けます。

20110816b_2
上図はフォントは「MS Pゴシック」で演題名96ポイント演者名72ポイント 演者所属54ポイントで、演題名と演者名・演者所属はそれぞれ位置を調整しています。

これで一応は完成ですが、ポスター発表の場合、まず”タイトル”で引きつける必要がありますから、もうひと工夫を加えた方が良いでしょう。

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2011年8月14日 (日)

ゼロから始めるポスター発表(18) タイトルの作成(1)

タイトルの作成は、まず”タイトル”の大きさの確認から始まります。

本掲載の(3)でも書いたように、ポスターの大きさは学会ホームページの「座長・講師・演者へのご案内」とか「座長と演者へ」とか「発表概要」とかに記載されていますので、作成前に再度確認して下さい。

通常は”発表番号”の部分は学会事務局側で準備されますが、希に自分で準備しなければならないことがあるので、注意が必要です。

”タイトル”(=演題名&演者名&演者所属)の大きさはそれぞれの学会毎に違いますが、今回は”タイトル”の大きさが縦20cm×幅70cmとして話を進めます。

タイトルの用紙はMicrosoft PowerPoint(以下「PowerPoint」)で作成します。

PowerPoint 2003 の場合は[ファイル]の[ページ設定]を、PowerPoint 2010 の場合は[デザイン]の[ページ設定]を選択すると、「ページ設定ウインドゥ」が開きます。

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ここで「スライドのサイズ指定」は”ユーサー設定”にし、「幅」70cm、「高さ」20cm、「印刷の向き」横と設定します。

”タイトル”の大きさが70cm×20cmとは異なる場合は、その大きさに「幅」と「高さ」を合わせます。
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これで”タイトル”の作成用紙ができました。

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2011年8月13日 (土)

ゼロから始めるポスター発表(17) 発表内容について(5)まとめ

20110813a_2 発表内容のお話も(1)表題、(2)目的、(3)方法、(4)結果ときて、最後の(5)まとめ、となりました。

ここには、前段の(4)結果から得られた”結論”、その結論を得るに至った”根拠”、そして、最初の(2)目的で述べたことに対する”回答”を書きます。

”まとめ”には、これまでの経緯や考察などは記載する必要はありません。

経緯などは”目的”か”背景”で記載しておかなければならないし、考察は”結果”で記載するか、説明が複雑な場合は”考察”を別項目として記載しておく必要があります。

”まとめ”は言葉の如く、ポスター全体の最後の「まとめ」として、この発表で「何を言いたいのか」を簡潔明瞭に記載して下さい。

口演発表の場合の構成と違い、ポスター発表では最初から全体を見ることが出来ます。

そのため、最初の”目的”に続けて上の方に”まとめ”を置くことがあります。

これだと、最初からこのポスター全体の話の出発点と収束点が見えていますので、インパクトも強いですし、聴衆の理解も得やすい場合が多いです。

ただ、これまでよく使われている流れとは異なりますので、ポスターの記載内容の工夫が必要です。

ということで、自分のポスター内容が、この”目的→まとめ→方法→結論”形式にした方が良いのか、”目的→方法→結論→まとめ”にした方が良いのかはよく吟味する必要があります。

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2011年8月 5日 (金)

ゼロから始めるポスター発表(16) 発表内容について(4)結果

20110806 当初の”目的”を達成する為に(研究)”方法”を実施することで得られた”結果”は、ポスター全体の中心となる部分です。

ひとつひとつの調査・分析・実験などの”結果”を正確に、そして判りやすく記載することが重要です。

そこから得られた情報が簡単に解釈できるものであれば、ここには単純に”結果”だけを記載するのではなく、同時に”考察”を記載しても良いです。

その解釈が複雑であれば、”考察”は別にして判りやすく記載した方が良いでしょう。

この”結果”をどのように記載するかで、ポスター全体の評価が左右されると言っても過言ではないと思います。

”方法”とそれに続く”結果”は聴衆が最も注目する部分で、ポスター全体の出来の70%はここで決まります。

そのため、”結果”を文章の羅列ではなく、図や表を使ってできるだけ判りやすく表現することで、聴衆の理解を得る努力をしてください。

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