「翻訳発注に失敗しないポイント」などというとんでもない題名ですが、これは、まだ発注未経験の僕が言っているのではなく、ある翻訳会社のサイトに載っていたことを僕なりに理解したものです。
それを自分の例に則って書いていきます。
まず、第一が”分野・仕上がりレベル・緊急度・ボリュームを伝える”ことだそうです。
翻訳料金が決定される時には大きく二つの要因があるようです。
ひとつ目は、原稿の内容です。
それが「どの分野のどういう種類の文書」なのかということです。
例えばですが、それが「金融・財務部門の財務・IR関係書類」であるとか、「情報サービス分野の仕様書」であるとかいう具合です。
僕の場合、「医療分野の研究論文」、いやどちらかというとエリア・マーケティングの話にも近いので「経営・経済分野の研究論文」というところでしょうか。
ふたつ目は、「希望仕上がりレベル」です。
これの確認を怠ると希望仕上がりレベルと納品物の間にズレが生じ、必要以上の出費を強いられるか「安物買いの銭失い」となってしまうようです。
もっとも、安心できる翻訳会社であればこちらから伝えなくとも質問してくれるそうです。
具体的には、必要ないくつかの情報を伝えれば、経験豊富な翻訳会社ならどの程度の仕上がりが必要かを判断して、希望の翻訳を制作する最適な道筋を導き出してもらえるようです。
この必要な情報の最初は”訳文の想定読者”です。
一般大衆向けなのか業界関係者、技術者、研究者、その分野の初心者なのかということですね。
ボクの場合、一応、(医療)業界関係者と言ったところかな?
次に必要なモノは”訳文の使用目的”です。
印刷物用なのか、ホームページ公開用、内容把握用、社内資料用などですね。
ボクの場合、これは概要(abstruct)なので、内容把握用ですね。
そして、最後が”訳出”です。
”訳出”というのは”ある言語で書かれた文章を、他の言語の同じ意味の文章に移し替えること。”という意味ですが、ここでは、その”移し替え方”の状態を意味しています。
訳し方が、読み易い意訳なのか、原文に忠実かつ正確な翻訳なのか、それとも大意がわかる程度なのか、などですね。
僕の場合は、やっぱり原文に忠実な正確な翻訳でしょうね。
これら二つの要因によって翻訳会社の訳文作成・推敲・校正の手間が大きく違いますから無駄なコストを抑えられる可能性があるようです。
これら以外の料金決定要因もいくつかあります。
それは”翻訳文字数(ボリューム)”、”緊急度”、そして”継続性”です。
ボリュームがあり、納期に余裕がある場合には自発的に値引きをしてくれる翻訳会社もあるそうです。
また、継続的な注文は見積り手続きなどを簡素化することができるのでやはり翻訳会社にとって好材料になります。
僕の場合は、文字数が約1000文字で、納期にやや余裕がありますが、継続性についてはまだ不明ですね。
いろいろな要因を確認しておくことも重要ですが、実際には、その翻訳会社が信頼できるかどうか、その分野の翻訳業務に慣れている感じか、希望翻訳が可能か否かよく見極める必要がありますね。
その為には、翻訳会社にどのような翻訳課程を予定しているかを尋ねておいた方が良いようです。
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